愛知 3月13日(森の響)
東京 3月17日(亀有) 3月18日(群馬 蔵)
4月14日15日(世田ヶ谷 成城)
京都 3月4日 島原 角屋
大阪 4月28日
**************************************
再会の物語 二人の女君
第十五帖【蓬生】
第十六帖【関屋】
藤波のうち過ぎがたく見えつるは まつこそ宿のしるしなりけれ
大きな松の木に藤が咲きかかり
月の光の中にゆれながら吹く風にそうて
さっと匂うてくるのがなつかしう
ほんのりと薫りがただようのどす
第十五帖 蓬生 あらすじ
源氏が須磨、明石に退居していた間に、末摘花の姫は窮乏し、召使いは去り、荒れた邸で孤独の日々を送っていた。受領の北の方になっている叔母は、姫を吾 が娘の侍女として九州に連れて行こうとするが姫は誇りを捨てない。帰京した源氏の訪れもないままに、叔母は頼りの乳母子を連れ去るのだった。
翌年四月、源氏が花散里を訪れる途中、荒れた姫の邸に気づき、立ち寄った。源氏を待ち続けた姫の変わらぬ心に感銘を受けた源氏は姫の庇護を誓う。二年の後、源氏は本邸に近い二条東院に姫を引き取った。
第十六帖 関屋 あらすじ
源氏帰京翌年の九月、空蝉の夫常陸介が任期を終えて共々上京した。逢坂の関を経て京へ入ろうとする折も折、石山寺参詣に向かう源氏と再会し、感無量の思いで歌を交わし合う。だがその後常陸介が亡くなり、継子河内守に言い寄られた空蝉は、それから逃れるために尼となってしまう。
行くと来をせきとめがたき涙をや 絶えぬ清水と人はみるらむ(関屋より)
「末摘花」の巻で個性的な姫として登場した、故常陸宮の姫君。源氏の心を打ったのは姫の変わらぬ心根でした。また「帚木」「空蝉」 の巻で思いを断ち切ってなお忘れることの出来ない源氏の君と再会するも、残酷な宿世によって女であることを捨てなければならなくなった空蝉の悲劇。都に返 り咲いた源氏と再会する二人の女君の物語を、今回は通してお聴き頂きます。
角屋 江戸期京都「揚屋」建築の粋(国指定重要文化財)
角屋は江戸期の饗宴・もてなしの文化の場である揚屋建築の唯一の遺構で、島原開設当初から連綿と建物・家督が維持されています。大座敷に面した広庭にお茶席が配され、庫裏と同規模の台所を備えた建物は、蕪村をはじめとする江戸期の文人達が集った一大文化サロンとしての風格に満ちています。
今回は特別に江戸中期、鎌倉後期の源氏物語写本の展示があります。
3月4日(日)午後2時開演
開場は1時30分
ところ 島原 角屋
下京区西新屋敷揚屋町32 地図
075-351-0024 当日のご連絡のみ。
お問い合せ、お申し込みは紫苑語り会へ。
下記のフォームよりお願い致します。
ご参加費 3500円 要予約
椅子席と座布団席がございます。
満員御礼 ありがとうございます。
**************************************
**************************************
三月十七日(土)亀有連続語り会 「若菜上」其の三
東京の連続語り会を我が町でも!と、亀有で企画して下さった
座・スーパーマーケット主宰 田村啓子さん。
今回は『若菜上』その三回目です。女三宮降嫁の苦悩をおさえて紫上は言辞の四十の賀を祝います。また明石の女御がお世継ぎを生んだ祝いに沸く一方、願を果たした明石入道が入山します。
手作りのあたたかい語り会です。聞き逃した・・・という方も是非どうぞ
午後二時開演 (一時半開場)
前売り 2800円(当日3500円)
お茶と巻にあわせた創作和菓子もお楽しみに!!
主催 座・スーパーマーケット
お申し込み/お問い合わせ先 03-3603-0338 (受付時間11時から17時)
藍ホール 葛飾区亀有3-21-11藍ビル3F 地図
お申し込みの際 このサイトをご覧になったとお伝え下さい。
**************************************
三月十八日(日)桐生市 有鄰館 る・るるるコラボ Ⅱ
〜つくる〜語る〜踊る〜食べる〜 人の営み るるる をテーマに
ダンサー松村智恵子さん、おかしストしおみさきえさんとのコラボです。
東京でご好評いただいた 宮沢賢治の童話シリーズです。
午後2時から 桐生市の有鄰館の酒蔵での開催です。
お問い合わせ、お申込みは 松村さんのサイトフォームまで。
こちらからもどうぞ。御名前、人数、お電話番号と有鄰館、とご明記下さい。
**************************************
四月 十四日(土)、十五日(日)東京連続語り会 「椎本」
会場が新宿から世田谷区に変わりました。
うちとけて というわけではおへんけど
前よりは少しは言葉も多う
ものなど仰せやす様子は
いかにも結構で奥ゆかしおす
「椎本」より
椎本(しいがもと) あらすじ
二月、八の宮の姫君に関心を寄せる匂宮は、宇治の夕霧の山荘に薫を訪ね管弦の遊びをした。楽の音は対岸の八の宮の耳にも届くのだった。
翌日、薫は八の宮を訪ね、その風雅な御様子に感じ入る。匂宮からは桜の枝を添えた姫君姉妹への文が届く。八の宮は中の君に返事を書かせつつ、姫君達の行く末を案じるのだった。
七月、八の宮は薫に姫君達の後見を託し入山、八月に亡くなる。薫は、法事など細やかに心を配る。匂宮も度々見舞いの文を送るが、姫君達は匂宮に心を閉ざしている。
忌が明け、姫君姉妹を見舞った薫は、几帳越しに感謝する大君のゆかしさに心引かれ、年末には恋する心を仄めかし、京に迎えたいと提案するのだった。匂宮は中の君に遠慮のない恋文を送り、そっけない返事に苛立っている。
年が改まり、夏、久しぶりに宇治を訪ねた薫は、障子の小さな穴から透き見をし、喪服姿の美しい姉妹につくづくと見入るのだった。
宇治十帖の幕開きと共に、会場が「アトリエ第Q芸術」に変わりました。
キッド・アイラック・アート・ホール閉館に伴い、チーフディレクターだった早川誠司さんが、日本画家高山辰雄氏のかつてのアトリエを、総ての芸術活動の発信地として蘇生させました。
源氏物語のリトグラフでも知られる高山辰雄氏、御息女で作家の高山由紀子氏は「源氏物語 千年の謎」の著者、源氏の御縁に導かれたかのようです。
成城学園前からすぐという立地、芸術の香りたつ「アトリエ第Q芸術」から始まる宇治十帖の物語、終演後にはご要望の多かった皆様との茶話会で楽しく過ごせる空間となります。
皆様のお越しをお待ち申しあげます。
これまでの物語をお聞きでない方もご安心下さい。
30分の解説でこれまでのお話や背景をお聞き頂いた上で語ります。
終演は5時過ぎになります。その後の茶話会に是非ご参加ください!
2018年
4月 14(土)
15(日)
第53回 「椎本」 第四十六帖
新会場です
【アトリエ第Q藝術】 Map
最寄り駅:成城学園前 (小田急線)
両日 3時開演( 開場 2時30分)
御予約 2500円
当日 3000円
お問い合せ/お申し込み
*以下のフォームからお申し込み下さい
アドレスの登録をさせていただき、次回以降のご案内を差し上げます。
**************************************
四月 二十八日(日) シリーズ古典を楽しむ「若紫」
大阪市立西区民センター主催
シリーズ古典を愉しむ
第一回 源氏物語『若紫』
4月28日(土)
西区民センター ホール
2時開演(開場1時半)
予約 2000円
当日 2500
お問い合わせ
西区民センター 06-6531-1400
大阪市西区北堀江4ー2ー7