京都 9月13日(泉屋博古館)
10月4日(カメリアガーデン)
東京 9月19日(亀有藍ホール) 来年に延期になりました。
9月22日(武蔵村山市民会館)
10月17日18日(成城 アトリエ第Q藝術) 延期となりました
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九月十三日(日)京都連続語り会「藤袴」
同じ野の 露にやつるる藤袴
あはれはかけよ かごとばかりも
その物腰が
気がきいていてやさしうおいやすにつけても
あの野分の時の朝のお顔が忘れられず恋しいので
道ならぬことやと思うたのどしたが・・・
(藤袴の巻より)
第三十帖 『藤袴』 あらすじ
玉鬘は、尚侍として宮仕えすることにためらい、独り悩んでいるところへ源氏の使者として夕霧が訪ねてくる。姉妹の関係にないと知った夕霧は、ともに亡くなった祖母大宮の喪に服していることにことよせ、藤袴の花を差し出し恋慕の情を訴える。夕霧は源氏への復命の折、世間の噂にかこつけて玉鬘に対する源氏の真意を問い、源氏は玉鬘への思いを断ち切る決意をする。
喪が明けて、玉鬘の出仕は十月と決まる。柏木は玉鬘を姉とも知らず懸想してきたが、父内大臣の使いで訪ねた折、玉鬘の他人行儀な態度に接し恨み言をいう。東宮の叔父でもある髭黒大将はいよいよ熱心に求婚、内大臣は期待するが、源氏は快く思っていない。
玉鬘の出仕が近づくにつれて求婚者達は苛立ち、相次いで恋文が寄せられるが、玉鬘は兵部卿の宮にのみ返歌をした。
青銅器のコレクションで名高い泉屋博古館、今回も特別展 とともに
開館60周年記念特別展
「瑞獣伝来 -空想動物でめぐる東アジア三千年の旅」
中国伝来の瑞獣、龍・鳳凰・虎。豊かな美術作品、
特別展、青銅器展、ともに当日お渡しする語り会パンフレットのご提示でご入場いただけます。各展、だいたい30分ほどでご覧頂けます。
1時から受け付けを開始します。少し早めのお越しにも対応致します。
語り会場は1時30分に開場致します。開演前の御時間にも展示をご覧頂けますが、2時になりますと語り会を開始致しますのでご注意下さい。
語り会は4時ごろ終了、博古館は5時閉館までご覧頂けます。
上段左 《鴟鴞尊》(
上段右 橋本雅邦 《深山猛虎図》 明治時代 泉屋博古館分館蔵
下段左 企画展のポスター
下段右 海北友松《雲龍図》桃山時代〜江戸初期 建仁寺蔵(今回の目玉です!)
9月13日 (日)
受付開始 13時より
開場 13時30分より
開演 14時
ところ 泉屋博古館
https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/
(鹿ヶ谷 平安神宮近く) 地図
市バス (5)(93)(203)(204)系統 「東天王町」下車、東へ200m角
(32)(100)系統「宮ノ前町」下車すぐ
定員 40名限定
ご参加費 3500円入館料込み 要予約
駐車場のご利用はご遠慮願います。
コロナウイルス感染防止対策といたしまして、お席の間隔をあけて40名限定とし、お客様にも恐縮ですがマスク着用をお願い致します。マスクで対応出来ない万が一の時のためにハンドタオルもご持参下さい。受付には消毒薬、除菌シート、スクリーン、スタッフのマスク着用、換気など、できる限りの対策を取ります。
また特別展示、青銅器展示室は、一般のお客様もお越しです。それぞれ40名ほどの入室制限もございますので、御時間に余裕をもってお越し下さいませ。
また今回は御予約の皆様の御名前と御電話番号をお伺い致します。万が一の場合提出が必要なときに備えてのもので、紫苑語り会が厳重に管理致します。ご理解とご了承を頂きたく存じます。
お申し込みは以下のフォームからどうぞ
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九月十九日(土)亀有連続語り会 「御法」 来年に延期になりました。
*ちらしの画像は3月になっています。追って修正します。
今回は『御法』源氏物語第二部 権力の頂点にありながら、心中は地獄の苦しみを味わっている源氏六条院に最大の哀しみが訪れます。紫上との別れです。ついにその日がやって来ました。どうぞお聞きください。
東京の連続語り会を我が町でも!と、亀有で企画して下さったのは、
座・スーパーマーケット主宰 田村啓子さん。
手作りのあたたかい語り会です。東京ノーカット語り会で聞き逃した・・・という方も是非どうぞ
午後二時開演 (一時半開場)
前売り 2800円(当日3500円)
お茶と巻にあわせた創作和菓子もお楽しみに!!
主催 座・スーパーマーケット
お申し込み/お問い合わせ先 03-3603-0338 (受付時間11時から17時)
藍ホール 葛飾区亀有3-21-11藍ビル3F 地図
お申し込みの際 このサイトをご覧になったとお伝え下さい。
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九月二十二日(火祝)武蔵村山市民会館
語りと雅楽で楽しむ平安絵巻 「若紫」
ねは見ねどあはれとぞ思ふ武蔵野の露わけわぶる草のゆかりを
延期になっていた、武蔵野での語り会です。
演目は「若紫」。春に開催予定だったからというだけでなく、
若紫の帖で歌に詠まれる「武蔵野といへばかこたれぬ」、この巻の鍵となる、藤壺の紫の根に繋がる若草・紫草の一大生産地であったのが武蔵野なのです。
武蔵野の地で若紫を語れることを嬉しく思います。
生の音楽で語れるなんて、幸せなことです。
笙の演奏家 武智和子さん、龍笛の伊崎義之さんの雅な響きにのせて
いつもの源氏物語語り会とは違う世界が醸しだされることと思います。
こちらもコロナウイルス感染防止対策をとっての開催です。
主催の会館の方針に則っての公演となります。
「語りと雅楽で楽しむ平安絵巻」
9月22日祝日(火)午後3時開演 2時半開場
武蔵村山市民会館 小ホールにて
前売り1000円 当日1200円
公演イベント情報 https://www.musashimurayama-sakurahall.jp/event/
チケット購入 https://www.musashimurayama-sakurahall.jp/ticket/
TEL.042-565-0226 受付時間9:00~22:00(休館日を除く)
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十月四日(日)カメリアガーデン「末摘花」 中止になりました
龍安寺そばの近代和風建築を会場に、海外の方向けに茶道体験を提供されるカメリアさん主催の語り会です。
お抹茶とお菓子のサービスとともに、ゆったりと「末摘花」の巻をお聞きいただきます。
https://www.tea-kyoto.com/location/garden/
◎お問い合わせ
イベントへのお申込み、お問い合わせは全て下記アドレスまでご連絡ください。
camellia.teaceremony@gmail.com
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十月 十七日(土)十八日(日)
東京連続語り会「浮舟」その三 第六十五回
延期になりました。申し訳ございません。
2019年
10月 1 7(土)
18(日)
第65回
「浮舟」其の三 第五十一帖
【アトリエ第Q藝術】 Map
最寄り駅:成城学園前 (小田急線)
両日 3時開演( 開場 2時30分)
御予約 3000円
当日 3500円
鐘の音の絶ゆるひびきに音をそへて
わが世尽きぬと君に伝へよ
夜があけると
川の方をみて
屠所に引かれる羊よりも
死がそこにある気がするのどす。
(浮舟より)
浮舟その三 あらすじ
浮舟は薫大将と匂宮 二人の愛の板挟みで苦しみ、死を思う。一方薫は、両者の使者が浮舟の元で鉢合わせしたことから、ついに匂宮が人目を忍んで浮舟のもとに通っていることを知り衝撃を受ける。浮舟が物思いに耽っていた姿にも合点がいき、この裏切りを疎ましく思う。
薫からの文に戦いた浮舟は、右近と侍従からも、薫か匂宮かの選択を迫られ、更にこのような愛憎のもつれの顛末として不吉な例を聞くと、我が身ひとつ死ぬ覚悟をして匂宮からの文を処分するのだった。
薫は浮舟を京に迎え取るべく宇治の警備を強化、匂宮は浮舟からの返事がないことに苛立ち宇治にやって来、厳戒に阻まれる。退っ引きならない事態に追い込まれた浮舟は死を決意する。不吉な夢を見た母からの文に決別の歌を遺し、気遣う乳母の言葉を聞きながらその時を待つのだった。
宇治十帖の幕開きと共に、会場が「アトリエ第Q芸術」に変わりました。
キッド・アイラック・アート・ホール閉館に伴い、チーフディレクターであった早川誠司さんが、日本画家高山辰雄氏のかつてのアトリエを、総ての芸術活動の発信地として蘇生させました。
源氏物語のリトグラフでも知られる高山辰雄氏、御息女で作家の高山由紀子氏は「源氏物語 千年の謎」の著者、源氏の御縁に導かれたかのようです。
成城学園前からすぐという立地、芸術の香りたつ「アトリエ第Q芸術」から始まる宇治十帖の物語、終演後にはご要望の多かった皆様との茶話会で楽しく過ごせる空間となります。
皆様のお越しをお待ち申しあげます。
これまでの物語をお聞きでない方もご安心下さい。
30分の解説でこれまでのお話や背景をお聞き頂いた上で語ります。
コロナウイルス感染防止対策といたしまして、お席の間隔をあけてキャパシティの半数の入場制限をし、お客様にも恐縮ですがマスク着用をお願い致します。マスクで対応出来ない万が一の時のためにハンドタオルもご持参下さい。受付には消毒薬、除菌シート、スクリーン、スタッフのマスク着用、換気など、できる限りの対策を取ります。
また今回は御予約の皆様の御名前と御電話番号をお伺い致します。万が一の場合提出が必要なときに備えてのもので、紫苑語り会が厳重に管理致します。ご理解とご了承を頂きたく存じます。
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十月三十(金) 慈受院 薄雲御所「薄雲」
非公開の門跡寺院 薄雲御所と呼ばれる慈受院様での語り会。
いつも門前を通っては憧れていたこの寺院に御縁を頂いて「薄雲」の帖を語らせていただきました。
皇女様のお住まいであったこの寺院は繊細な造りで、御前様が言霊、ことのはの音を味わう大切さをお話しくださいました。開け放たれた庭には、秀吉が石に座って仰ぎ見たという楠の霊木が光を放つようにそびえ、ここに集まる小鳥たちはさえずり、物語にあわせて差し込む光が呼吸するように翳ったり輝いたりと、自然と対話するごとく語らせていただきました。