京都 7月3日(土) (平野の家)
東京連続語り会は、コロナ禍のために休止しております。必ず再開致しますのでもう暫くお待ち下さい!!
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さしつぎに見るものにもが万世を
黄楊の小櫛の神さぶるまで
年端もいかず
ただ独りを頼もしい者に思うてきたのに
うち捨ててしもうた後の世に途方にくれるのやないかと
どこまでも気がかりで心苦しおす
(若菜の巻 上 より)
若菜上 その一 あらすじ
源氏の兄である朱雀院は病がちで出家を決意するが、最愛の娘女三宮の将来が心配の種だった。柏木、螢の宮など熱心な求婚者が大勢いる中、夕霧に、とも考えるが父光源氏と比較、乳母の意見と働きもあって、幼かった紫の上を理想的な妻に育て上げた源氏を適任者と考えた。源氏はこの申し出に最初は女三宮の降嫁を辞退したが、宮が亡き藤壺の宮の姪であることに心惹かれるものもあった。
年の暮れ、朱雀院は女三の宮の裳着の儀式を盛大に催した後、出家を果たした。院を見舞った源氏は女三宮をあとに残す苦衷を訴える院に同情し、女三宮の後見を承引することにした。
内親王である女三宮は正室として迎えねばならず、源氏は紫上に配慮し言葉を尽くが、源氏だけを生きる頼みにしてきた紫の上の衝撃は大きい。上は絶望と不信に陥りながらも取り乱すまいと平静を装うのだった。
コロナウイルス感染防止対策といたしまして、広い会場にお席の間隔をあけ、お客様にも恐縮ですがマスク着用をお願い致します。マスクで対応出来ない万が一の時のためにハンドタオルなどご持参下さい。受付には消毒薬、除菌シート、スクリーン、スタッフのマスク着用、換気など、できる限りの対策を取ります。語り手の正面にはアクリル板のスクリーンを設置致します。
また今回は御予約の皆様の御名前と御電話番号をお伺い致します。万が一の場合提出が必要なときに備えてのもので、紫苑語り会が厳重に管理致します。ご理解とご了承を頂きたく存じます。
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